9月12日(木)の5、6校時に、総合的な学習の時間の学習で、近くの川の水生生物調査を実施しました。水辺に住んでいる生き物を調べることで、川がどのくらいきれいであるかを調べるためのものです。
(株)西部環境調査の中原泰彦先生をお呼びして、生き物の取り方や調査の方法を教えていただきました。江里神社に行くグループと、宇土川・中河川(なかごがわ)に行くグループに分かれ、出発です。
生き物を見つけたら、すぐに資料を見て、どの生き物か探そうとするグループもありました。
生物を採集したあとは、学校に持ち帰り、どんな生き物がいたのか調べます。
中原先生に教えていただきながら、生息している生き物の名前を調べて記録していきます。
各班が調べた結果をもとにして、中原先生が水質の判定(予想)をしてくださいました。どの川も、「ややきれいな水」という判定でした。お話の中で、「ややきれいな水の中には、多くの水生生物がいて、自然と触れ合うのにはよい環境である」と言われていました。
学習の仕上げとして、
- 生物の住める環境で、水の汚れ具合、きれいさがわかること
- 島原は湧き水があるため、きれいな水質の川が多いこと
- 湧き水も流れる川というのは全国的には珍しく、地域特有のものであること
- 宇土川には準絶滅危惧種の植物があるなど、多様性がみられること
などをお話しいただきました。貴重な経験に、子どもたちは予定時刻を過ぎても観察を続けていました。
杉谷地区に残されている素晴らしい自然の実感し、その自然を大切に守っていきたいという思いを強くしたことと思います。