雲仙普賢岳の噴火による災害について学びました!
11月6日(水)秋晴れの中、バスに乗って災害記念館・定点・旧大野木場小学校・砂防未来館へ、噴火災害について学習しに行きました。先週まで残っていた夏のような陽気もようやく落ち着き、晴れているのに肌寒いというようやく季節に応じた気温になりました。お弁当を持って遠足気分!しかし、しっかりと学習を深めてきました。
災害記念館
まずはじめに訪れたのは災害記念館です。大噴火シアターで当時の大変だった様子を知り、島原大変劇場では、「島原大変肥後迷惑」といわれる200年前の災害の様子を知ることができました。また、いろいろな体験型の施設があり、楽しく火山について学ぶことができました。
定点
たくさんの方が命を落とされた場所「定点」の見学に行きました。溶岩ドームがすぐ目の前に見えます。ここで亡くなられた方々を弔う慰霊碑はまっすぐ溶岩ドームに向けて作られています。ここで火砕流を眼の前にした人たちは大変恐ろしい思いをしたことと思います。この出来事を忘れることがないよう語り繋いでいくことが大切だと感じました。
旧大野木場小学校
鉄筋コンクリートの校舎が無惨な姿になっており、火砕流の恐ろしさを伝えています。しかし、校庭には根が燃えたにも関わらず、翌春には芽を出し変わらぬ姿を見せたイチョウの木があり、生命の力強さも感じさせてくれます。人間も負けてはいられない。噴火や土石流を止めることはできないが、導流堤などを作り被害を最小限にとどめようと努力する姿が見られる場所だと思います。
砂防未来館
最後に砂防未来館へ行きました。その屋上からは遠くは熊本・天草が見え、すぐそこには水無川、普賢岳が見えました。今も続く工事の様子などもよくわかりました。今回の学習を通して、当時の噴火災害の様子を知ることはもちろんですが、命を守ることの大切さやそのための努力などもわかりました。この後、見学したことをまとめながら、さらに学習を深めていきたいと思います。