外国語活動・外国語科研究

  楽しい外国語をめざして

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研究発表会資料

 令和3年度から3カ年、島原市教育委員会の研究指定を受け外国語活動・外国語科の研究に取り組んで参りました。令和5年度11月22日(水)に、研究発表会を実施いたしました。県内からたくさんの参加者があり貴重な機会となりました。研究発表会で発表した内容等を紹介します。

令和5年度研究構想

研究主題

「 自分の思いを生き生きと伝え合う主体的な児童の育成 」
 ~ 効果的な言語活動の位置づけによる楽しい外国語活動・外国語科を通して ~

主題設定の理由

〇学習指導要領の理念から
 現在、グローバル化の進展や絶え間ない技術革新等により、社会構造が大きく急速に変化しており予測が困難な時代が到来しようとしている。このような変化の一つとして、人口知能(AI)の飛躍的な進化を挙げることができる。しかし、人工知能がどれだけ進化し思考できるようになったとしても、その思考の目的を与えたり、目的のよさ・正しさ・美しさを判断したりできるのは人間の最も大きな強みである。
 このような時代にあって、学校教育には、子どもたちが様々な変化に積極的に向き合い他者と協働して課題を解決していくことや、様々な情報を見極めた新たな価値につなげていくこと、複雑な状況変化の中で目的を再構築することができるようにすることが求められている。
 外国語活動・外国語科においても「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」それぞれに関わる能力を育成する必要があり、外国語活動・外国語科の学習に求められる「主体的に外国語を用いて、コミュニケーションを図ろうとする態度の育成」をめざした授業展開が求められる。
 また、学力の重要な3つの要素は、
・基礎的・基本的な知識・技能の習得
・知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等
・学習意欲
であり、これらを育成するために「言語活動の充実」が不可欠である。
 本校の児童の実態から、自分の考えを積極的に発表しようとする子どもがいる反面、臨機応変な感想や意見を求められるとその場で表現できない子どもも見られる。今後予想される様々な時代の変化に対応するためには、決まった型における表現だけでなく、自分の言葉でその場で表現することが必要であることを踏まえ主題を設定した。

〇本校の教育目標から
・教育目標
「 やさしく 元気で 進んで学ぶ 杉谷っ子(タフな子)の育成 」
~自分もSmile  友達もSmile みんなSmile ~
・めざす子ども像
○<徳> 思いやりがあり、心やさしい子ども   (やさしい子)
○<体> 心身ともに健康で、たくましい子ども   (元気な子)
○<知> よく考え、進んで学ぶ子ども       (進んで学ぶ子)
 本校の教育目標を具現化するために、本年度の重点努力事項として、学びづくりにおいては、児童一人ひとりに応じたきめ細かな指導や、家庭との連携による学習・生活習慣の確立により子どもたちの学力保障を図ることをめざしている。今後の様々な時代の変化に対応するために、形式的な表現力だけでなく、自分の考えを自分の言葉でその場で表現する力の育成や、学力の向上をめざしたい。

 これらのことから、外国語活動・外国語科の学習過程で「自分の思いを伝え合う場」を意図的に設定し、相手意識を持ち、自分の考えを生き生きと伝え合えることのできる児童の育成をめざし、教育目標の具現化を図りたい。

English day・English time

 毎週火曜日は、English dayとし、あいさつなどもできるだけ英語を活用しています。
 また、朝の活動にEnglish timeを行っています。学年ごとにカリキュラムを作成し、英語を楽しむ活動や外国の文化を知る活動、授業をより広げる活動を行っています。その成果を発表する機会も設けています。

外国語活動・外国語科の授業の様子

修学旅行での英語体験

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